17e4d79bccd2ce873c7c0feb8fd0c83a_m

ボジョレーヌーボーの「解禁日」って何?解禁日の理由って知ってる?

日本でも毎年恒例になりつつあるボジョレーヌーボーの解禁日。
でもその由来を知る人は意外に少ないみたいです。
何故、ボジョレーヌーボーには解禁日があるのでしょうか・・・?

それはボジョレーの味を守る為の大切な日だった!?

スポンサードリンク


ボジョレーヌーボーの解禁日っていつだろう?

解禁日は毎年決まっていて11月の第三木曜日です。

ボジョレー:フランスの地域名
ヌーボー:新酒

ボジョレーヌーボーとは
ボジョレー地域で行われている、ワイン業者向けの新酒の試飲会用ワインなのです。


試飲用ワインにどうして解禁日が出来たの?

ワイン業者に早く売り込もうと各生産者が競ったのが原因と言われています。
早く売り込めば生産性も上がり、ワインの売り上げも見込めると考えたからですね。
しかし結果は、急いで醸造して販売された為にボジョレーの名に相応しくない品質のワインが市場に出回ってしまったのです。

ボジョレーの味を守る為、解禁日を設ける事によってボジョレーの品質は守られたのです。

解禁日があるので各生産者もワインを作り込む事だけに集中出来ますね。

スポンサードリンク


元々は第三木曜日じゃなかった解禁日

解禁日にも、ボジョレーを愛する先人達の知恵が詰まっています。

当初のボジョレーの解禁日は11月11日でした。
これはサン・マルタンの日という聖人の日である事と
早い時期のワインが出来上がるのが大体この日に近いという事で制定されました。
しかしこの後、11月11日は聖人の日ではなくなってしまいます。

よって、次の解禁日に制定されたのは11月15日です。
これもサン・タルベールの日という聖人の日でした。

しかしこれにも問題がありました。

11月15日が土日と重なる年が出てくるという事です。
フランスでは土日、殆どの業種が休みとなるのです。
ワインの運搬業者はもとより、レストラン等も全てです。
これでは、せっかく解禁日を決めて出荷した大切なワインの売れ行きにも影響が出てしまします。

よって1984年に考案され、1985年より今現在の解禁日である11月の第3木曜日に改定されました。


まとめ

ただなんとなく耳にしていた解禁日にも、深い愛と歴史があったんですね。
ワインの味にはたくさんの歴史が刻まれています。
歴史を知る事で味にも深みが増すのではないでしょうか。
今年の11月の解禁日も、たくさんの方がおいしいワインと過ごせるといいですね。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です