犬を飼えば、当然ながら飼い主の義務も発生してきます。
大切な愛犬を守る為にも犬を飼う人は必ずするべき大切な事です。
飼い主の3つの義務
日本では犬を飼ったら必ず、しなくてはいけない飼い主の義務が3つあります。
② 狂犬病予防接種(年1回)
③ 犬の鑑札と注射済票を飼い犬に装着する
畜犬登録は一頭の犬に対して一生に1度だけですが、
引っ越しや他人への譲渡の際には登録変更が必要になります。
犬が死んだ際には取り消しの手続きになります。
狂犬病予防接種は一年に一度、必ず受けなければならない予防接種です。
畜犬登録とは
畜犬登録とは、現在居住をしている市区町村へ飼い犬の登録をする事です。
犬を飼い始めてから30日以内に畜犬登録をしなければなりません。
これは生後90日を過ぎた犬を飼っている飼い主に義務付けられています。
(生後90日前の子犬の場合は、90日を過ぎた段階で30日以内に畜犬登録をします。)
つまり畜犬登録をしてない犬は野良犬という事なんです。
登録の方法は現在居住している市区町村の役所や保健所へ行く方法もありますし
飼い始めた子犬の健康診断で動物病院へ連れて行った際に手続をしてくれるところもあります。
登録手数料は地域によって異なりますが、3、000円くらいのところがほとんどです。
畜犬登録をすると鑑札を貰うので、犬の首輪につけます。
大切な狂犬病予防
狂犬病予防接種は生後91日以上の犬に受けさせ
そのあとも1年に1度、4月~6月の間に必ず受けさせなくてはいけません。
日本でも1950年以前にはたくさんの犬や人が狂犬病で死亡していました。
狂犬病予防法が制定され、予防接種の徹底、飼い犬の登録、野良犬の抑留を徹底した事によりわずか7年で日本は狂犬病を撲滅させたのです。
この結果1956年を最後に国内での発症は確認されていません。
しかし1970年と2006年に国内で狂犬病による人間の死亡が確認されています。
これは海外で犬に噛まれ、帰国後に発症した例です。
この様に海外ではまだまだ狂犬病で死亡する人も犬も多くいるのです。
狂犬病を発症すると致死率100%と言われていますが、狂犬病の撲滅は日本、英国、オーストラリア、ニュージーランドなどの一部の国々でしか成功していません。
つまり、海外ではほとんどの国で感染する可能性のある病気です。
狂犬病予防接種の金額は3,000円~4,000円で、畜犬登録をした際の住所に市区町村から4月頃に予防接種の通知が届きます。
手紙に記載のある役場等で予防接種を受けてもいいですし(集団予防接種といわれています)
その手紙を持って動物病院に行っても受けさせて貰えます。
まとめ
飼い主になるという事は責任が生まれるという事ですね。
日本で狂犬病の発症を撲滅出来たのも、飼い主の高い知識と責任感があったからではないでしょうか。
飼い主の為、愛犬の為にも義務付けられている畜犬登録と狂犬病予防接種は必ずしましょう。