今は大変便利なドレミですが、その歴史は大変古く11世紀に作られました。
しかも、最初はドレミファソラシじゃなかった!?(´ω`*)
日本で使用される音名
音の高さ(日本では主にドレミで表現される)の名前を「音名」と言います。
日本ではイタリア語、英語、ドイツ語、日本語と各国語が入り混ざっています。
♪ C・D・E・F・G・A・B ← 英語
♪ C・D・E・F・G・A・H ← ドイツ語
(ツェー・デー・エー・エフ・ゲー・アー・ハー)※読み
♪ ハ・ニ・ホ・ヘ・ト・イ・ロ ← 日本語
ドレミの始まり
ドレミはイタリア語ですが、11世紀イタリアのグイド・ダレッツォ(教会音楽家)が聖歌のメロディーを覚えやすくする為につけました。
聖ヨハネ賛歌の冒頭の6つの句の出だしから来ています。(詳細は一番下へ)
最初はドレミ・・・ではなく、当初つけられた音名は以下の通りです。
ド ⇒ Ut(ウト)
レ ⇒ Re(レ)
ミ ⇒ Mi(ミ)
ファ⇒ Fa(ファ)
ソ ⇒ Sol(ソル)
ラ ⇒ La(ラ)
その後に、歌いやすさから Ut(ウト)は Do(ド)になりました。
この Do(ド)は、聖歌の言葉の「主よ」(Dominus)から来たとも言われています。
さらにその後、Si(シ)が出来ました。
この Si(シ)は、聖ヨハネ賛歌 第7節の句である「Sancte Ioannes」(聖ヨハネよ)の頭文字をとってSI(シ)となりました。
また、フランス人だけは今でもDo(ド)は Utを使用しています。
※フランスでは「ウト」ではなく「ユト」と発音します。
≪参考≫ ♪ 聖ヨハネ賛歌
Ut queant laxis
resonare fibris
Mira gestorum
famuli tuorum
Solve polluti
labii reatum
Sancte Ioannes